Apogee element 88
今日は池袋近くでレコーディングでした。
リハスタに機材を持ち込んで収録。
動き始めたばかりのバンドさんのプリプロです。
5時間でドラムをメインに録っていき、そこからお宅にお邪魔して続きを宅録。
ざっくりラフを落としてひとまずお渡し
あとでちゃんとミックスして送ります。
持ち込み機材
Lewitt Beatkit Pro7とMD421
レンタルしたApogee element 88
あとはこの間紹介したFocalのヘッドフォンとかPC周り。
TopにLCT340 を無指向で2本
Snareの表にMD421,裏にDTP340tt
タムもフロアタムもDTP340tt
キックはDTP640REX
Lewittのスネア用に用意されてるMTP440はぶっちゃけ使い所がみえん。。。
MD421とスネアボトムのDTP340ttも結構難しい組み合わせだったな!
DTP340tt自体はかなり使えるマイクだと思う〜
ドラムにこんな感じでマイクを複数立てるからにはマイクプリも同じ数が必要で、
今回使用したApogeeのelement88はその名の通りマイクプリが8ch搭載されてます。
ドラムを録る為に機材を拵えると僕みたいなバンドマンは大抵オーディオインターフェースというカテゴリから選ぶと思います。
チョイスするほどの意味のある単体マイクプリとADコンバーター(オーディオインターフェース)で8-12chくらい揃えるとコストが100万円を軽く超えてくるし、それを運搬する手間もあります セッティングして片付けもきっと凄く手間でしょう。。
そもそもそこまで機材揃えたらリハスタで録るのも勿体無いだろうし笑
どう考えても大人しくレコスタ借りた方が良いよね
というわけで多chマイクプリ搭載の機種を探してみると、結構これが痒いところに手が出ないカテゴリで、
安いものを探すと
Roland,Presonus,Focusrite,Steinbergなどなど
だいたい〜13万円くらいのレンジ
プロユースの物を探すと
Antelope,Digigrid,Metric Halo,Apogee,UAなどなど
だいたい25万円〜くらいのプライスレンジ。
今挙げたメーカーは多chではないモデルもあったけどDigigrid以外は全部使ったことあります。
安いやつはコストパフォーマンスは確かに素晴らしいと思いますけど、やっぱり音も安いんだよねぇ、、、
高いやつは、、、高い!デカイ!重い!音は素晴らしい!
音が良くて、コンパクトでそこそこ値段の張らない物を、、、、
という都合の良いラインに上手くハマるのがelement 88。
と言うところで気になってました。
ボリュームツマミもゲインツマミもスイッチも液晶も何もない!
ただInOutの穴が空いてるだけ。
飛び出してるのはワードクロックの端子だけ。
それぞれのパーツをオミットした分だけ多分音的なコスパは上がってるんでしょうね。音にかける原価が高くなるって事だから。
そして、カバンにガサって突っ込んでもどっかしらのパーツが壊れる心配がない。。というか壊れるパーツがそもそも無い。。
しかもサイズも極小。PC用のバッグにスッポリ入る。。
これはマジでナイスだ
ギターと一緒に録音機材持ち運ぶ時って両方ともに気を使わなきゃいけないからさ。。。
今日の荷物はこの2点だけです
あとは首にヘッドフォンぶら下げてただけ。
運搬マジで楽!!革新的でした。。
肝心の音は、、
ADもDAも以外とレンジ広い感じで上手く鳴ってるなぁ、って感じです って無難過ぎる感想だな、、笑
解像度が足りない!なんて事は無いし、ノイズが気になることも全く無いし、音は値段とch数考えたら素晴らしいです。
マイクプリは少し音は薄めかな。少し実存感の足りないというか、、、俺の技術に原因があると思うんだけど、味付けが無いという事なのか倍音が出にくいキャラという事なのか
でも素性の良い音なのでミックスでどこまでも持っていける音かな!
まずは収録対象を欲しい音に仕上げて、それを良いマイキングで収録出来れば不満は出ないだけの音質はあるんじゃないかな。
ノーeqコンプでざっくりバランス取っただけでスネアもキックも抜けの良い感じに録れててテンション上がったよ!
操作性だけど、今回はMacで動作するコントロールソフトを使用したけど、思ってたより不便は感じなかったです!
むしろ相当優秀なUIでハード弄るより良かったかも!
同じWiFiに繋がっていればiOS上からもコントロール出来るということで、これ使えたらバッチリだと思う!
予断だけどトークバックをMacのBuilt in Micから取れるのがすげぇ親切!
むしろ本体に手を伸ばす必要が無いから床に転がしておけるメリットの方が高いと感じました!
マイクから短いケーブルで繋げられるし、作業机が広くなるしね
こんな感じかなぁー
あと期待してた機能で、DMA(Direct Memory Acces)って言うのがあって
これはApogeeのオーディオドライバーが音声信号を動かす際に、CPUを介さずに直接RAMにアクセス出来る、、、って言う機能なんだけど。
メリットとしてはレイテンシーの減少とCPU負荷の軽減。
バッファを詰めてもCPU負荷が軽いままだよ〜って事です。
なんだけど、、、、
今回のセッションは88.2khzの32bit floatで作成したんだけど(ハイレゾだ!)
256サンプルでCPU負荷は普通にグイグイ来ました、、、、、笑
いや、まぁ確かに他のインターフェースだったらもっとブチブチ言うと思うけど、プラグインもろくにインサートしてない状況でCPU使用料を示すゲージに赤がつきまくりでした。笑
俺のMacBook Proも限界か、、、あと1年は持ってくれ、、、、!!
理想は【わぁ凄い!こんな高負荷セッションでもサクサクだぁい!】みたいな感じだったので残念でした。。笑
それとも何か設定が必要だったのかなぁ、、、、、
何にせよ、、Apogee element 88 は素晴らしいインターフェースでして!
明日デモ機返却したく無い、、、、
同じ音が出るなら10万円を切る価格のelement 22なんてかなりコストパフォーマンス高い商品じゃないかしら?
ぼくたちのいるところレコ発。
twitterのDMやらリプライにてご予約待ってます!
おやすみなさい